やさしい耳鼻咽喉科講座

花粉症

花粉症って、な~に?

花粉で起こるアレルギーを総称します。代表的なものが、スギ・ヒノキ花粉症です。鼻から吸い込まれたりして起こるアレルギー性鼻炎、目に入ったりすることによって起こるアレルギー性結膜炎などを起こします。

原因

様々な植物ですが、その代表的なものは前に記載したスギ・ヒノキ花粉です。スギ・ヒノキ以外の原因となる花粉には、カモガヤなどのイネ科の雑草(初夏)、ブタクサ、ヨモギといったキク科の雑草(秋)などがあります。

花粉の飛散時期(花粉カレンダー)

原因植物の飛散時期を知っておくことは、予防対策を講じる上で大いに役立ちます。主な原因植物の開花時期及び飛散時期は表に示します。

症状

主に鼻と目に毎年決まった時期(花粉の飛散する時期)に起こります。

鼻の症状
くしゃみ、鼻水、鼻づまりが花粉症による三大症状です。
目の症状
(アレルギー性結膜炎の症状)は目のかゆみです。この他にも充血涙が出る、目やにが出る、目がゴロゴロするといった症状があらわれます。これらは鼻の症状と同時に起こることが多いです。

対策

まず。原因となる花粉との接触を少なくするための、生活環境改善が大切です。
外出時のマスク・ゴーグル(めがね)着用、帰宅時のうがい、日中に窓を開けない、などです。
症状が強くて苦痛に感じる程度であれば、医療機関にかかり適切な治療をうけることが必要です。重症では、原因を知ることも大切です。原因を知るには”かかりつけ医”に受診し、原因物質を検索してもらうとよいでしょう。注意事項を列挙します。

適切な治療を受ける

晴れて風のある日は外出を控える。
 花粉の飛散情報を、マスコミ情報やインターネットから得ることも大切

室内への花粉の侵入を防ぐ。
 花粉の多い時間帯の窓の開放はしない

雑草が原因なら除草する。
 特に、秋の雑草は伸びる前に除草する

部屋の中はいつも清潔にする。
 空気清浄機は大変有効です

ストレスを避け、十分な睡眠をとる。

風邪をひかないようにする。

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